徳島新聞に掲載されました。

「ベンチャー企業のアクティス(松茂町)が、豚の成分を検出するための検査キットを商品化した。
イスラム教の戒律に対応したことを示す「ハラル認証」を取得しており、ハラル認証
取得を目指す飲食業者などへ売り込む。

キットは拭き取り棒やボトル、判定シートを1セットにした。豚肉を調理した
包丁やまな板などを拭き取り、ボトル内の純水に成分を抽出させた後、専用の判定シートで豚特有の
血中タンパク質・アルブミンの有無を調べる。判定時間は約10分で、100万分の1濃度まで検出できる。

それぞれの部品は他社が製造販売している市販品だが、自社でボトルに純水を封入して豚の成分の
検出に特化した商品にアレンジした。日本アジアハラール協会(千葉県)の認証を受けた。

同社では、ハラル取得を目指す飲食業者が自前の調理設備や器具に豚の成分が含まれないかを事前チェックする使い方や、
検査機関での活用を期待している。後藤仁社長は「大企業が参入しないニッチ(隙間)市場の要求に合わせ、
既存製品を使いやすく最適化していきたい」と話した。10セットで税抜き1万4千円。同社が顧問契約などを結んでいる
NTT—ATクリエイティブ(松茂町)を通じ、販売している。」(大塚康代)

徳島新聞「ハラール」20170412-001